弊社の学校図書館指導員(学校図書館に勤務する司書)が在籍している、滝野川西図書館では勤務校の児童たちが作ったPOP(本のお勧め文)を付した本を、児童室にて展示・貸出をおこなっています!
学校図書館指導員へインタビューしました。
Q どの方たちに向けての展示ですか?
A 小中学生に向けて。また、その保護者に向けてです。
同年代の子供からのおすすめ本ということで、大人たちのおすすめする本とは違う観点で児童の興味をひくのでは?と思いました。
学校図書館にいらっしゃる保護者の方から「自分の子供はこういう本しか読まないのよ」と相談を持ちかけられることが多くありました。
公共図書館には児童が保護者と一緒に図書館にくる子も多いので、親御さんにも同年代の児童がどんな本を読んでいるのか知ってもらえる機会になるのではないか?と思い展示をおこないました。
Q POPと本の展示をおこなうときに、意識している点を教えてください。
A 子どもたちの興味が今よりも更に広がっていくよう、様々なジャンルを選んで置いています。日本文学、外国文学、絵本、知識の本などです。
当館にヤングアダルトコーナーはありませんが、中学生の利用者が児童室をよく利用しているので、ヤングアダルト本も展示しています。ヤングアダルト本や、高学年向けの本には「中学生~小学校高学年におすすめ」と表示をしています。
Q 館内での反応はいかがでしょうか?
A 非常に よく借りられています。今まで当館を利用していなかった児童も、親御さんと一緒に展示の様子を見にきたりしているようです。
また、子供連れではない大人の方が手に取っている様子もよく見られます。
Q 最後に、一言どうぞ
A 学校図書館と公共図書館が「繋がる」ことが何かできないかと思って始めた企画ですが、予想以上の相乗効果に驚いています。
何より児童たちが生き生きと、楽しそうにPOP作りに取り組んでくれているのがとても嬉しいです。
今後も、支援していきたいです!